ECサイトにおける検索スピードについて
前回は、ECサイトにおける検索機能についてコラムを書かせて頂きました。
第4回目となる今回はECサイトにおける検索スピードの重要性について述べていきます。
ECサイトに限らずWEBサイトを閲覧する際に、サイトのページ表示スピードが遅くてイライラした経験はないでしょうか。
イライラするだけでなく、あまりに表示スピードが遅くてサイトを離脱した経験のある方も多いかと思います。
インターネットユーザにとってページが表示するまでに待たされることは、この上なく苦痛です。
見たい情報・買いたい商品がそのサイトにしかないのであれば、ユーザは待ち続けるかもしれません。
しかし、多くの場合、他のサイトにも情報や商品はあります。
遅いサイトの場合、ユーザはページが表示されるまで待ってくれることは少なく、ユーザの多くは他のサイトへ移ってしまいます。
つまり、表示スピードが遅いサイトは、競合サイトにユーザを奪われることになります。
このようにECサイトにとって検索スピードは極めて重要であり、検索スピードが遅いことは機会損失をするだけでなく、場合によっては死活問題にも繋がりかねないと言えます。
では、統計データを元に具体的な数字を挙げながら、検索スピードの重要性をご説明します。
参考にしたデータはCDNetworks社発表のレポート「3 REASONS WHY IMPROVING ECOMMERCE WEBSITE SPEED IS A MUST」です。
「3 Reasons Why Improving Ecommerce Website Speed is a Must | CDNetworks」
レポートでは、ECサイトの検索スピードに関して、3つの重要性が挙げられています。
1)ページの読み込み時間(=ページ表示スピード)を3秒減らすことは7-12%の売上アップに繋がる
(Reducing load time by 3 seconds increases revenue by 7-12%)
2)1日の売上が10万ドルあるECサイトの場合、ページ表示スピードが1秒遅れるだけで年間250万ドルの損失が生じる
(If an e-commerce site is making $100,000 per day, a 1 second delay in the average site load time could potentially cost the site owner $2.5 million in annual lost sales)
3)ページ表示に3秒以上かかるサイトは、1秒でページを表示するサイトに比べて、コンバージョン率(注文率)が22%少ない。
(A site that loads in 3 seconds or more yields 22% fewer conversions than a site that loads in one second)
いかがでしょうか?
上記のような具体的データを見ると、ECサイトにとっての表示スピードの重要性を改めて痛感することと思います。
逆の言い方をすれば、検索スピードが遅いECサイトは検索スピードを改善さえすれば、それだけで売上アップが見込めるということです。
もし、貴社ECサイトの検索スピードが遅いようであれば、至急改善を検討してみてください。
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