withコロナ、afterコロナ時代にEC事業者が取り組むべきポイントとは?
コロナ禍により、食品や日用品などのカテゴリが大きく伸び、はじめてECサイトを利用される方が増えました。この流れは引き続きafterコロナでもECサイトが利用され、EC市場全体の売上を伸ばしていきそうです。
コロナ禍では、飲食店が売上をカバーすべくUber Eatsや出前館などを利用し、デリバリーサービスを拡充させていきました。同時にECサイトをはじめるお店も増え、BASEやSTORESのショップ開設数も大きく伸びました。そのような中でwithコロナ、afterコロナで、EC業者の方はどのようなポイントを抑えて、取り組むべきでしょうか。
顧客の変化に対応していますか?
自宅でのリモートワークが加速したことにより通勤しなくなる方が増え、また会社でのミーティングもzoomなどのオンラインビデオ会議にシフトしました。そのため、人と会う機会が大きく減り、ファッションやメイクなどのオシャレのニーズが減りました。
その結果、アパレルや化粧品業界では、コロナ前までにオシャレのために購入されていたスーツやドレス、化粧品の売上が減少。その一方で、あらたなニーズにあわせた新商品も誕生して話題になりました。
例えば、リモートワークに快適なジャージ素材のスーツ、ストレッチ性を高めたパンツなど、部屋着が登場。化粧品は、マスクの着用が当たり前になり、口紅やファンデーションの売上が減少する代わりに、化粧水や乳液、美容の意識が高まった男性向けのスキンケア商品などが伸びてきています。
(参考URL)
自宅にいる時間が長くなり、生活の質を高めたいというニーズから作りたてのサワーやハイボールが飲める炭酸メーカー、サブスクリプションモデルでは定期的にコーヒー豆が届く全自動コーヒーマシン、家庭用生ビールサーバーなども、withコロナにより人気になった商品と言えるでしょう。
(参考URL)
ソーシャルディスタンスにより、家族との距離は近くなった
緊急事態宣言により、飲食店の営業時間も短くなり、ソーシャルディスタンスが求められ、友人や取引先との外食が難しくなりました。そんな中、飲食店が販売した焼き台付きの焼き鳥、焼肉セットなども話題になりました。
(参考URL)
またギフト需要においては、スイーツの手作りキットなども人気になりました。一方で、家族と一緒にいる時間が増えたため、子供と楽しみながら楽しめる商品やサービスも今後伸びてくると思われます。
withコロナ、afterコロナは、チャレンジするチャンス!
ECサイトは、ページさえ用意すれば、すぐにでも販売できます。そういった意味でもコロナ禍で新しい商品や試みをチャレンジするべき機会とも言えます。注文数を制限しさえすれば、テストマーケティングにも最適です。
コロナ禍がキッカケで新しいサービスや商品が、次々と誕生してきましたが、afterコロナでは、それらが必要とされ続けるかはわかりません。
その例として、行き場を失った果物をジャムとして販売したり、ジャム用に冷凍で販売されたり、またグミに加工される事例も生まれています。宿泊施設を運営する星野リゾートでは、牛乳を加工したミルクジャムを施設内の飲食店のみで提供していましたが、お客様の声を受けて商品化して販売するようになりました。
(参考URL)
- 「冷凍イチゴ」がひそかな人気 赤磐の農マル園芸、ジャム用など
- 廃棄物をストーリーある製品に、女性起業家の挑戦
- 【星野リゾート】「星野リゾートのミルクジャム」商品化、販売開始~コロナ禍で生まれたフードロス問題から地域の魅力を発信する商品へ~
顧客の変化にあわせてサービスを提供し続けることは、ECサイトに限らずビジネスにおける重要なポイントとなります。他社の事例を参考に、どんどんチャレンジしていくことが大事ではないでしょうか。
お気軽にお問合せください
ご要望に合わせたご提案をさせていただきます。
サービスのご説明をご要望の場合もお問い合わせください。
オンラインミーティングにて対応させていただきます。