ECサイトにおけるスマートフォンの重要性
2016年7月22日、総務省より「平成27年通信利用動向調査の結果」が発表されました。
調査結果によると、
- スマートフォンを保有する個人の割合は初めて50%を超過
- 10歳代から40歳代ではスマートフォンがパソコンの利用を上回る
- 50歳代はスマートフォンの利用が前年の41.8%から54.8%に上昇、60歳代は9.5%から15.9%に上昇。スマートフォン利用の上昇率は1位が60歳代、2位が50歳代
- スマートフォンを保有している世帯の割合は上昇を続け、パソコンを保有している世帯との差が縮小
(スマートフォン保有率72.%、パソコン保有率76.8%)
みなさんも実感しているかと存じますが、ここ数年のスマートフォンの普及は目を見張るものがあります。
スマートフォン出現当初からの利用者に加え、ここ数年で携帯電話(ガラケー)からの乗り換えが進み、利用者が急増している為だと思われます。
これまで、どちらかと言えばEC事業者様はPCサイトのUI改善や機能改善に力を入れてきましたが、これからはPCサイトに加えてスマートフォンのユーザビリティ向上にも力を入れる必要があります。
また、スマートフォンはパソコンとは異なり、画面サイズに制限があるので、PCサイトのノウハウがそのまま活かせないことが多く、スマートフォン独自の対策を行う必要があります。
EC事業者様にとっては負担の増加となりますが、ユーザビリティの向上は売上アップに直結しますので、国内外を問わず、様々なサイトを研究して貴サイトに最適なUI改善や機能改善を施して下さい。
また、前出の調査結果を見ると全体的にスマートフォン利用者が増加傾向にあるのは明白ですが、中でも40歳代以上の方の増加率が大きいことに気付きます。
今後、この傾向は更に顕著になっていくはずです。
つまり、40歳代以上をメインターゲットにしているEC事業者様は早めに対策しておくと、スマートフォンサイトで大きなシェアを獲得する可能性があります。
PCサイトで競合サイトにシェアを奪われているEC事業者様にとってはチャンスかもしれません。
以上、スマートフォンサイトに関してのお話しでしたが、最後にスマートフォン・アプリについてお話しさせて頂きます。
パソコンと異なり、スマートフォンではアプリがサイトよりも有益な場合があります。
アプリはプッシュ通知が可能な為、キャンペーンなどのお得情報の通知やクーポンの配布が容易です。
プッシュ通知はスマートフォンの待ち受け画面に情報を表示したり、スマートフォン操作中にも情報を表示することが可能です。
その為、プッシュ通知は、メルマガよりもコンバージョン率(注文率)が高いと言われています。
また、スマートフォンサイトよりもアプリの方が操作性やUI(ユーザーインターフェイス)が優れています。
ユーザビリティが優れているアプリの方がサイトよりもコンバージョン率がアップします。
現在、スマートフォン・サイトを元に擬似的にアプリを作るサービスもあり、アプリをゼロから開発する必要もありません。
そのようなサービスを利用して、低予算で擬似アプリ化し、効果を実感できれば本格的にアプリ開発をすれば良いかと思われます。
ただ、アプリの場合はスマートフォンに「インストール」するというハードルがあります。
ユーザにアプリをインストールしてもらうことでクーポンを配布する等のキャンペーンを実施しながら、アプリ利用を促進する工夫が必要です。
以上のように、これから益々ECサイトにおいてスマートフォンの重要性は増して行きます。
競合サイトに遅れを取らない為にも、スマートフォンサイトの改善を緊急課題として取り組むべきでしょう。
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