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ECサイト構築時の注意点、構築方法

2021年1月28日

はじめまして、株式会社サンクユーの堀川と申します。
弊社はECサイト構築・運用事業を展開しています。
この度、初級EC担当者様向けにコラムを書かせて頂くこととなりました。

全6回に分けて、ECサイト構築・運営に関する基礎知識をご説明いたします。
私のコラムを通じて、初級EC担当者様が次のステップへ進むことができる一助となれば幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。

1回目はECサイト構築時の注意点、構築方法に関してご説明いたします。
運営途中から担当になられた方は、どのようにしてECサイトが構築されたか不明な方もいらっしゃるかと存じます。
まず、ECサイト構築を理解することで、ECサイト運営に対する理解も深まるはずです。


3C分析の活用

それでは、ECサイト構築に関して、ご説明いたします。

皆様の会社ではECサイトは単なる1部門の業務としてではなく、1事業と捉えられているかと存じます。
事業である以上、策定した戦略に基づきECサイトを構築し、運営する必要があります。
その戦略の策定に用いられるのが3C分析です。

3C分析とは、顧客(Customer)競合(Competitor)自社(Company)の3つの視点で分析を行い、企業が採るべき戦略を策定するフレームワークです。

【顧客】:ターゲットとする顧客はどのような人物なのか。

ECサイト構築に際して、ターゲット顧客を明確にすることが重要です。
ターゲット顧客が明確になれば、サイトのデザインやユーザビリティ、実装すべき機能なども明確になります。
例えば、シニア向けだったら文字サイズは大きくする必要がありますし、文字サイズの変更機能も実装しておいた方が良いかもしれません。
女性がメインターゲットであれば、スマートフォンでの利用が多くなる為、PCサイトよりもスマートフォンサイトに力を入れるべきです。
また、10代がメインターゲットであれば、クレジットカード決済は導入しなくてもいいかもしれません。
このように、ターゲット顧客を明確にすることで、ユーザが使い易いサイトを構築することが可能です。
ちなみに、より高度なターゲット顧客分析にペルソナ分析があります。

【競合】:競合サイトはどのようなサイトを構築・運営しているのか。

競合サイトがどのようなサイトを構築・運営しているかを分析することで、自社サイトに有効なデザイン、機能を検討することが可能です。
既に競合サイトで実績があるデザイン、機能を自社サイトに取り入れない理由はありません。
また、競合サイトを分析することで、次の自社分析と合わせて差別化を図ることが可能です。

【自社】:自社の強みは何なのか。

商品の質、商品点数、商品価格など取扱商品の強みだけでなく、ECサイト運営において強みとなることを分析します。

3C分析

サポート体制、梱包、配送料、配送タイミング、支払い方法、定期購入、返品可能、キャンセル料無料、サンプル品、実店舗連動、サイト改善スピードなど、ECには自社の強みとできることはいくらでもあります。
また、自社の強みを多く持つことが、競合サイトとの差別化に繋がり、より多くのお客様を自社ECに取り込むことができます。

以上のように、ECサイト構築時に3C分析を活用し、EC戦略を策定することで売れるECサイトを構築することが可能です。

尚、ECサイト構築後も3C分析は有効です。
ECサイト運営中にも改めて3C分析を行い、随時改善を行うことで、EC事業の更なる拡大を図ることができます。

堀川 治 (ほりかわおさむ)

株式会社サンクユーの代表取締役。関西大学経済学部卒。
サンクユーは、3C分析・ペルソナ分析による、売れるECサイト構築を得意するWEB制作会社。
自身は10年の業務系システム開発の経験を持つ。
その為、3C分析・ペルソナ分析に基づいたフロント機能の提案と、
業務システム経験に基づいたバックエンド機能の提案ができることを強みとしている。
また、ECサイトだけでなくB2Bサイトの制作も手掛け、
EC-CUBE DAY 2014では、サンクユーが制作したB2Bサイトが2万サイトから優秀サイトに選出された。

<株式会社サンクユー>
https://www.thank-u.net/

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