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初めてのリプレイスでも安心!サイト内検索の導入フローと注意点を図版で解説

サイト内検索エンジンをリプレイスする際は、導入前の打ち合わせから開発、テスト、ローンチ後の運用まで、さまざまな業務が発生します。リプレイスの流れを理解しないまま検索エンジンベンダーを決めてしまうと、開発に着手してから予想外の業務が発生し、開発コストが膨らんだり、開発スケジュールが遅延したりと予想外のトラブルになりかねません。

特に意識すべきポイントは、導入企業と検索エンジンベンダーの役割分担を時系列で理解しておくこと。導入企業が行う業務と、検索エンジンベンダーに依頼する業務を事前に整理しておけば、余裕を持ってリプレイスに取り組めるでしょう。

そこで今回は、サイト内検索エンジンをリプレイスする際の流れや、必要な業務について、図版を使って分かりやすく解説します。

契約前の商談から開発、テスト、ローンチ後の運用までの流れ

サイト内検索エンジンのリプレイスは、大きく分けると5つのステップで進みます。

①商談(契約前の打ち合わせ)
②要件定義
③開発
④テスト
⑤ローンチ後の運用

これら5つのステップでは、導入企業と検索エンジンベンダーが合同で実施する業務と、別々で実施する業務があります。各ステップにおける役割分担は、導入するサイト内検索エンジンごとに異なるため、今回は弊社、NTTレゾナントが提供しているサイト内検索エンジン「goo search solution(グー・サーチ・ソリューション)」の導入手順を前提として解説します。

まずは次の図版を参考に、サイト内検索エンジンをリプレイスするときの業務の流れを把握してください。

各ステップにおける導入企業と検索エンジンベンダーの役割分担

サイト内検索エンジンをリプレイスする際は、商談(契約前の打ち合わせ)、契約、要件定義、開発、テスト、ローンチ、運用へと進みます。導入企業と検索エンジンベンダーの役割分担や、業務の注意点について、ステップごとに解説します。

①商談(契約前の打ち合わせ)

商談(契約前の打ち合わせ)では、既存のサイト内検索エンジンが抱える課題を洗い出し、その課題を解決するために必要な機能を洗い出します。その際、顕在化している課題だけでなく、将来発生することが予想される課題も想定しておくことが大切です。ECサイトのトラフィックや商品数、売上規模などによって、サイト内検索に必要な機能や仕様は異なります。ECサイトの売り上げが拡大しても検索エンジンを使い続けられるように、数年先を見越して仕様を決めると良いでしょう。例えば、将来商品情報に情報を追加する可能性がある場合は、予め想定した仕様設計にすることで、将来の変化にも備えることができます。

また、商談の段階で、サイト内検索エンジンと連携する商品マスターデータの種類や、検索結果の順位に影響するカラムの重み付けなども検討します。どのようなサイト内検索エンジンを実現したいのかを事前に整理しておくと、商談がスムーズに進みますし、検索エンジンベンダーを比較する基準も明確になります。

なお、サイト内検索エンジンをリプレイスすると、ECサイト構築システムや在庫管理システムなど、検索エンジン以外のシステムとの調整が必要になることもあります。契約前の打ち合わせの段階で、ECパッケージベンダーやサイト制作会社なども交えて、プロジェクト全体でどのような業務が発生するのか、工数や費用を確認しておくことも重要です。

事前の打ち合わせで行う業務(導入企業と検索ベンダーが合同で実施)

  • 既存のサイト内検索エンジンが抱える課題の洗い出し
  • サイト内検索エンジンに必要な機能や仕様の検討
  • プロジェクト全体の予算の確認、納期の確認
  • サイト内検索エンジンに連携する各種データの種類を確認
  • ECサイト構築システムや在庫管理システムなど、検索エンジン以外のベンダーとの調整
  • 導入後に誰が何をするのか、すべきなのかの運用業務設計
  • 見積もりの作成

②要件定義

契約後の要件定義では、商談で仮決定した内容を踏まえ、サイト内検索エンジンの仕様を具体的に決定します。実装する機能、サーバのスペック、インターフェース、オプションの有無などを決め、開発スケジュールや予算を正式決定します。

要件定義で行う業務(導入企業と検索ベンダーが合同で実施)

  • サイト内検索エンジンと連携するデータの種類や、カラムの重み付けなどを決定
  • サイト内検索エンジンの仕様やインターフェースを決定
  • 開発スケジュールの詳細を決定

③開発

要件定義が完了したら、検索エンジンの導入に向けて開発を行います。検索APIの開発そのものはベンダー側で行うため、導入企業がAPI開発に関与することは多くはありません。ただし商品情報との連携や検索APIにリクエストする部分や戻ってきた情報を表示する部分においては、導入企業側でも対応が必要となります。

また、弊社の「goo search solution」は人工知能(AI)がECサイトのログを分析し、サイト内検索エンジンの検索結果を最適化するため、ローンチ前にECサイトにおけるユーザーの行動ログを溜める必要があります。ログを収集するためのタグをECサイトの各ページに埋め込む作業も、導入企業側の作業となります。

開発で検索エンジンベンダーが行う業務

  • 要件定義に沿った開発

開発で導入企業が行う業務

  • 商品情報のマスタ連携の対応
  • ECサイトのログを収集するためのタグの設置対応(※goo search solutionの場合のみ)
  • 検索APIの仕様に合わせたリクエスト・レスポンス対応

④テスト

ローンチ前の稼働テストも重要です。サイト内検索エンジンとECサイトのデータが問題なく接続されているか、キーワードごとの検索結果に問題がないか、しっかりチェックしてください。

弊社では、検索の精度そのもの以外にも、ローンチ前にサイト内検索エンジンのトラフィックの負荷テストを行います。ECサイトのトラフィックが急増しても検索エンジンが安定的に稼働するか、サーバが重くなって表示速度が落ちることはないかなどを検証します。また、セキュリティに関する試験も実施しており、例えば、アプリケーションレイヤーの脆弱性試験を行い、社内基準を満たさないとローンチすることができません。

こうした負荷テストやセキュリティ試験は、検索エンジンベンダーを比較している段階では見落としがちですが、ベンダー選びにおける非常に重要なポイントです。検索エンジンベンダーのテスト環境を契約前に必ず確認しておくことをお薦めします。

テストで検索エンジンベンダーが行う業務

  • 精度調査と調整
  • データの接続テスト、キーワードごとの表示テスト
  • トラフィックの負荷テスト、アプリケーションレイヤーの脆弱性試験

テストで導入企業が行う業務

  • キーワードごとの検索結果の確認
  • 管理画面の操作の練習

⑤ローンチ後の運用

サイト内検索エンジンは、導入して終わりではありません。サイト内検索エンジンの精度を高めるには、ローンチ後に検索結果を継続的に改善する「運用」が重要です。新しく出てきた表記ゆれへの対応や、検索結果の並び順の最適化などを継続的に実施することが欠かせません。

サイト内検索エンジンの「運用」は、手動で行う製品と、「goo search solution」のようにAIが自動的に行う製品があります。それぞれの特徴について、詳しくは過去の記事で解説しているので参考にしてください。

なお、NTTレゾナントは「goo search solution」を導入後、システムのメンテナンスやユーザーサポートを行うほか、サイト内検索エンジンの機能追加が必要になった際は、システム改修やカスタマイズにも対応します。サイト内検索エンジンを導入した後も、何かとベンダーに頼る場面は出てくるものです。導入後の運用業務も見据え、検索エンジンベンダーのサポート体制も事前に確認しておきましょう。

運用で検索エンジンベンダーが行う業務

  • 検索エンジンのメンテナンス
  • カスタマーサポート
  • 検索エンジンの機能追加

誰が運用をするのか確認が必要な業務

  • 日々の検索結果の精度最適化
  • 表記ゆれ辞書のアップデート

※これらはAI型では手作業が不要ですが、AIを活用しない場合は人手の運用が必要となるため、誰が実施するのか運用イメージを持つことが重要です

リプレイスを成功させるために「商談前に確認すべきこと」と「そろえておくデータ」

最後に、サイト内検索エンジンをリプレイスする際、検索エンジンベンダーとの商談の前に確認しておくべき項目を紹介します。契約前の打ち合わせの段階で、これらの確認が済んでいると、検索エンジンベンダーとの商談がスムーズに進みます。また、既存のサイト内検索エンジンが抱える課題を解決する方法をベンダーから提案してもらいやすくなり、結果的にサイト内検索エンジンのリプレイスが成功しやすくなるでしょう。

●商談の前に確認すべきこと

□既存のサイト内検索エンジンが抱える課題
□新しい検索エンジンで実現したいこと、UI/UXのイメージ
□実装したい機能(※サイト内検索エンジンで押さえておくべき機能の一覧は、過去記事で詳しく解説しています)
□リプレイスにかけられる費用
□ローンチのタイミング
□ECサイト構築システムの種類
□運用は手動型とAI型のどちらを希望するか

●そろえておくデータ

□ECサイトのトラフィック(将来の予想も含む)
□ECサイトの取扱商品数(将来の予想も含む)
□商品マスタの更新頻度
□既存のサイト内検索エンジンの用途(レコメンドやランキングへの活用など)

この記事の読者の中には、すでにサイト内検索エンジンのリプレイスに向けてベンダーを選び終えている方もいれば、これからベンダーを選ぶ方もいるかもしれません。いずれにせよ、満足できるサイト内検索エンジンを実現するために、記事を参考に導入フローの全体像を理解し、準備を整えてリプレイスに臨んでください。

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