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キーワード検索とドリルダウンを検索窓で同時処理!スマホEC時代の新たな検索UI・UX

2022年10月7日

Eコマースで使われるデバイスがスマートフォン中心になり、オンラインショップのサイト内検索に求められるUI・UXも以前とは様変わりしました。

特に押さえておきたいポイントの1つは、「キーワード検索」とカテゴリを辿っていく「ドリルダウン検索」の両方を、検索窓で一度に行おうとするユーザーが存在するということです。
スマホサイトではドリルダウン検索の項目がハンバーガーメニューに隠れていて見つけにくいことが多いため、検索窓の重要性が相対的に高まっていると考えられます。

こうした検索パターンでは、検索クエリを商品ページのキーワードに当てるだけの従来型のサイト内検索エンジンでは、検索結果を最適化することができません。まったく新しい検索ロジックが必要です。

本項では、ファセット情報を検索窓に直接入力する検索パターンに対応する方法を解説するとともに、スマホEC時代に求められるサイト内検索のUI・UXについても考察します。ECサイトの検索体験を改善する際の参考にしてください。

【この記事を読むと以下のことが分かります】

  • サイト内検索の新しいUI・UXが求められている理由
  • ECサイトにおける検索窓(キーワード検索)が重要である理由
  • ファセット情報を検索窓に入力する検索パターンに対応する方法

目次

ECサイトの検索窓にファセット情報(絞り込み条件)を入力するユーザーは多い

ECサイトのサイト内検索で使われた検索クエリを分析すると、商品を絞り込む際にドリルダウン検索(絞り込み検索)を使うのではなく、検索窓にカテゴリや色、サイズ、価格、性別などの情報(ファセット情報)をキーワードとして直接入力して検索するユーザーが多いことが分かります。自社ECサイトを運営している方は自社の検索ログを分析してみると絞り込み条件が入力されていることを実感できるでしょう。

楽天市場やAmazon.co.jp、Yahoo!ショッピングといった大手ECモールのサジェストワード(検索されることが多いキーワードの組み合わせ候補が表示される機能)を見ても、絞り込み条件を検索窓に直接入力するユーザーが多いことは一目瞭然です。例えば、検索窓に「Tシャツ」と入力すると、楽天市場、Amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングのすべてにおいてサジェストワードに「メンズ」「レディース」といった絞り込み条件が表示されます。

「ファセット情報をキーワードで検索する」は、従来のサイト内検索エンジンでは対応できない

サイト内検索エンジンで用いられる一般的な検索ロジックの1つは、検索窓に入力された文字(検索クエリ)を商品ページ内のキーワードに当てて検索結果として表示する方法です。こうした検索ロジックでは、絞り込み条件(ファセット情報)の文字を検索窓に入力した場合、その文字が商品ページ内に含まれていなければ検索結果として表示されません。

例えば、検索窓に「バッグ 黒」と入力した場合、黒いバッグであっても商品ページ内に「黒」という文字が含まれていなければ表示されません。また、赤いバッグの商品説明文に「黒い服と合わせやすいバッグです」という文字が含まれていれば、その赤いバッグまで検索結果に表示されてしまいます。ユーザーが探している商品とは関係のない商品が検索結果の上位に表示され、ユーザーにとって違和感のある検索結果になるでしょう。

スマホEC比率が高まりECサイトの検索窓の重要性が相対的に向上

検索窓に絞り込み条件(ファセット情報)を入力する検索パターンへの対応は、スマホサイトではより重要になります。

パソコンサイトは左カラムなどにカテゴリメニューが常時設置されていることも多いですが、スマホサイトではファセット情報がハンバーガーメニューなどに隠れていることが多く、カテゴリメニューを探すのが面倒だと感じる(あるいは探しても見つからない)ユーザーがいると考えられるためです。

そして、スマホEC比率の向上によって、検索窓にファセット情報を直接入力する検索行動は今後さらに増えていく可能性があります。2021年のスマホEC比率は物販系ECの52.2%を占めました。スマホEC市場の成長率は前年比11.5%増で、パソコン経由の市場規模の伸び率(前年比5.6%増)の2倍以上であることから、スマホEC比率は今後さらに高まるでしょう。

出典:経済産業省「令和3年度 電子商取引に関する市場調査 報告書」P46 2022年8月12日

ECサイトで商品を探すときに一番使用される方法は「キーワード検索」

ECサイトにおいてキーワード検索が非常に重要な導線であることを示す調査結果を紹介しましょう。NTTレゾナントが2022年3月に実施した消費者アンケートでは、ECサイトで買い物する際に商品を探す方法として「キーワード検索」を使うと回答した人は71.2%でした。キーワード検索の精度を高めることが、いかに重要であるかを実感できるのではないでしょうか。

本データは、独自調査レポート「1000人超のアンケートから紐解く売れるECサイトの検索UI・UX」P8に掲載されています。【独自調査レポート ダウンロードはこちら】

キーワード検索で使われた「文字」を「ファセット情報」に置き換える新機能登場

ここからは、検索窓にキーワードとして入力された絞り込み条件(ファセット情報)に該当する商品を検索結果に表示する方法を紹介します。

その方法とは、キーワード検索で入力された文字をファセット情報に置き換えて検索結果を表示するもの。サイト内検索エンジンgoo Search Solutionの機能である「キーワード置換」に沿って具体的に解説します。

まず、検索窓に入力された文字の意味を言語解析技術によって認識し、ファセット情報に置き換えます。例えば、検索窓に「バッグ 黒」と入力したら、「バッグ」のカテゴリで「黒」のファセット情報を含む商品を検索結果として表示します。

「キーワード置換」では、検索窓に入力されることが想定されるクエリと、それに該当するファセット情報(この例では「バッグ」「黒」)をあらかじめ設定しておくことで、検索結果を絞り込みます。

この方法であれば、商品ページに「黒」という文字が含まれていなくても、ファセット情報を参照して黒いバッグが検索結果に表示されます。また、赤や黄色のバッグの商品ページに「黒」の文字が含まれていたとしても、それらは検索結果に表示されません。こうした仕組みによって、ユーザーにとって違和感のない検索結果画面を作り出すことができます。

価格帯や年齢、サイズ、送料無料などでも絞り込める

goo Search Solutionの「キーワード置換」では、商品の色やサイズ、価格帯、性別、年齢、送料無料、セールなど、さまざまなパターンで検索結果を絞り込むことができます。ECサイトのファセット情報を整備するなど、何らかの形で商品ページにフラグが立ててあれば、検索結果を柔軟に運用することが可能になります。

例えば、アパレルECサイトであれば「20代」「30代」「3歳以下」といった年齢、「レディース」「メンズ」といった性別、「170cm以上」「150cm以下」といった身長で商品を絞り込むことができます。ギフトECであれば検索窓に「3000円以下」「5000円以下」といった価格帯を入力したら該当する商品のみを表示することが可能です。送料無料ラインが5000円以上のECサイトなら、検索窓に「送料無料」と入力した際に5000円以上の商品のみを表示するといったことも実現できます。

「キーワード置換」を使うことで、ユーザーがキーワード検索を利用した際に目的の商品を見つけやすくなります。ECサイトのUX向上につながり、そのことが売上拡大にも貢献するでしょう。

EC利用者の77%が「商品の検索で困った」経験あり

現在のEC業界を見渡すと、ユーザーにとって違和感のある検索結果が表示されてしまうECサイトは残念ながら少なくありません。そしてそのことが多くの機会損失につながっている可能性があります。

NTTレゾナントが実施した消費者アンケートでは、ECサイトでの買い物において「商品検索で困った経験」が「ある」と回答した人は77.9%でした。約8割の人は商品検索で不満を感じたことがあるようです。困ったことを具体的に聞いたところ、「関係のない商品が上位に表示されていた」(29.6%)がもっとも多く、次いで「検索結果が多すぎて探せなかった」(28.5%)。検索結果の精度に不満を抱いている人が一定数いることが示唆されました。※1

※1 出典:本データは、独自調査レポート「1000人超のアンケートから紐解く売れるECサイトの検索UI・UX」P4に掲載されています。【独自調査レポートダウンロードはこちら】

サイト内検索の精度が低いと機会損失が発生

ECサイトで商品が見つからなかった場合の行動も聞いたところ、「他のサイトで探す」と答えた人は58.1%でした。検索結果の精度が悪いとECサイトのコンバージョン率が低下するだけでなく、他店に顧客を奪われる可能性があるのです。

こうした調査結果を踏まえると、検索結果の精度が低い(ユーザーが探している商品を適切に表示できていない)サイト内検索をECサイトに実装していると、EC事業者が気づかないうちに機会損失が発生し続けていると考えるのが自然でしょう。 機会損失を防ぐ手立ての1つが、goo Search Solutionが提供している「キーワード置換」機能に他なりません。「キーワード置換」は、サイト内検索エンジンとしては見慣れないものかもしれませんが、じつはECサイトの売上高を左右する重要な機能なのです。

本データは、独自調査レポート「1000人超のアンケートから紐解く売れるECサイトの検索UI・UX」P5に掲載されています。【独自調査レポート ダウンロードはこちら】

これから、ECのサイト内検索はどう進化する?

最後に、ECサイトにおけるサイト内検索のUI・UXは今後どのように進化していくのか、数年先の未来を考察したいと思います。

サイト内検索はこれまで、ユーザーにとって面倒な操作を省くように進化してきました。具体的には「文字入力の手間を省く」「タップの回数を減らす」「検索の回数を減らす」という3点です。

1つ目の「文字入力の手間を省く」ことは、検索窓の入力を補助する「サジェスト機能」や、検索ボリュームが多いキーワードをレコメンドする「サジェストワード」といった機能によって進化してきました。

2つ目の「タップの回数を減らす」は、goo Search Solutionの「キーワード置換「タッチサジェスト」(人気のファセット情報を検索窓の下などにあらかじめ表示し、ワンタップで検索できる機能)として商業化されています。

そして3つ目の「検索の回数を減らす」という点は、検索結果を最適化することが該当します。検索結果を最適化する方法は多岐にわたるため、詳細については本稿では割愛しますが、一言で表すならば「ユーザーが探している商品を上位に表示し、心地よい買い物体験を提供すること」につきます。

昨今のECサイトやWebサービスで使われているサイト内検索のトレンドを見ても、サイト内検索は今後もユーザーにとって面倒な操作を省くように進化していくでしょう。

検索結果を最適化する方法については、バックナンバーで詳しく解説していますのでそちらもご覧ください。
ECのサイト内検索を最適化!内部SEOの重要性やロジックの考え方、CVRアップの事例などを紹介
ECの効果的なパーソナライズとは?購買行動のUXに与える影響を考察

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