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7.2016年の総括と2017年のトレンド予測

EC業界の2016年の総括と、2017年のトレンド予測をしたいと思います。
とは言いましても、株式会社サンクユーが業務を遂行する中で感じた2016年のEC業界の動向、そして完全に私の主観としてのトレンド予測となりますので、何卒ご了承頂きたいと思います。
(弊社のクライアントが中小規模のECサイトが多いため、大規模なECサイトとは動向が異なる可能性があります。)

2016年のEC業界の動きとしては、以下が挙げられます。

  1. 既存ECサイトのサイト改善
  2. コンテンツマーケティングの強化
  3. インスタグラム(Instagram)の活用

1)既存ECサイトのサイト改善
ECサイトを運営していると様々なデータが蓄積され、そのデータを分析してみると売上を取りこぼしている箇所が明確になります。
リニューアルするまでもないが、機能を改善することでボトルネックを解消することができます。
2016年はサイト改善に取り組んだEC事業者様が多かったようです。
具体的な改善策としては、検索機能の改善やAI販促の導入です。
検索機能の改善については、過去のコラムをご覧ください。

また、AI販促については、以下の過去コラムをご覧ください。

2)コンテンツマーケティングの加速
Googleがサイトを評価する際、サイト内のコンテンツを重視するようになったため、コンテンツマーケティングの重要性がクローズアップされています。
コンテンツマーケティングは以前からありましたが、2016年はさらに加速しました。
昨今何かと話題のキュレーションメディアもコンテンツマーケティングの手法を活かすことで検索結果の上位に表示されています。

EC業界では、2016年セレクトショップのビームスが公式サイトおよびECサイトをリニューアルしました。
リニューアル後のサイトが、コンテンツマーケティングを強化したサイトになっています。
充実したコンテンツにより検索結果の上位を狙うとともに、魅力的なコンテンツはSNSで拡散されますのでSNS経由のサイトアクセスも増えます。
この流れはまだまだ続きそうです。

3)インスタグラム(Instagram)の活用
様々なSNSがありますが、2016年はインスタグラムがECサイトへの送客によく活用されました。
写真1枚(動画1つ)というシンプルなSNSですので、イメージが大切なファッションやジュエリーなどの業界が多いです。
また、ハッシュタグを利用すれば、フォローされていなくても同じ趣味を持った人に見てもらうことができるため、集客効率は良い結果がでています。

以上が、2016年の振り返りです。

では、2017年のトレンド予測です。

  1. ECサイトのスマホアプリ化
  2. Apple PayとAndroid PayによるECサイト決済
  3. 既存ECサイトのサイト改善

1)ECサイトのスマホアプリ化
ECサイトのスマホアプリ化が進むと予想します。
私自身、ECサイトのスマホアプリを利用していますが、サイトよりもアプリの方が断然使い勝手が良いです。
また、スマホアプリであればプッシュ通信でユーザに直接メッセージやクーポンを送ることができます。
プッシュ通信はメールよりも開封率が高いため、販促効果が高いです。
難点としては、ユーザにアプリをインストールしてもらう必要があることと、アプリの開発費用・メンテナンス費用が発生することです。
アプリをインストールすればポイント付与するなどのキャンペーンを行えば、アプリ・インストールを促進できます。
また、アプリを開発しなくても、ECサイトをアプリ化するサービスもありますので、低予算で始めることも可能です。

2)Apple PayとAndroid PayによるECサイト決済
Apple PayとAndroid Payは、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンにあらかじめクレジットカード情報を登録しておくことで電子マネーとして利用できる機能です。
Apple PayとAndroid PayがECサイトで利用できるとなると、ユーザはECサイト上でカード情報を入力する手間が省くことができます。
ECサイトからの離脱率が高いページが支払い方法入力ページです。
カード情報入力の手間を省くことでサイト離脱率を抑えることができ、結果的には売上アップに繋がります。
なお、Android Payはまだ日本で発表されていませんが(2016年秋頃と言われていました)、2017年には発表されると予想します。

3)既存ECサイトのサイト改善
2016年の動向としても挙げましたが、引き続きサイト改善の動きは活発化されると予想します。
検索機能の改善、AI販促の導入など改善する余地があるECサイトはまだ多く存在しています。
また、先に改善を実施したECサイトが結果を出しているので、2017年にはこれらの動きは加速すると思われます。
そして、2018年に控えているクレジットカード決済の非保持化の対策が必要となります。
2017年に多くのサイトがクレジットカード決済に関する改修を行います。
(クレジットカード決済の非保持化につきましては、別コラムでご説明致します)

以上が、私の2017年の予想になります。
少しでもECサイト運営に携わる皆様の参考になれば幸いです。

堀川 治 (ほりかわおさむ)

株式会社サンクユーの代表取締役。関西大学経済学部卒。
サンクユーは、3C分析・ペルソナ分析による、売れるECサイト構築を得意するWEB制作会社。
自身は10年の業務系システム開発の経験を持つ。
その為、3C分析・ペルソナ分析に基づいたフロント機能の提案と、
業務システム経験に基づいたバックエンド機能の提案ができることを強みとしている。
また、ECサイトだけでなくB2Bサイトの制作も手掛け、
EC-CUBE DAY 2014では、サンクユーが制作したB2Bサイトが2万サイトから優秀サイトに選出された。

<株式会社サンクユー>
https://www.thank-u.net/

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