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モール店舗と自社ECの「サイト内検索対策」の違いとは? SEO施策と改善ポイントを解説

2022年12月20日

自社ECのサイト内検索を改善する方法

ここからは、自社ECにおけるサイト内検索対策の考え方と、具体的な施策について解説します。

自社ECのサイト内検索対策で実施すべきことは、モール内SEOよりもはるかに多く、その内容は多岐にわたります。モール内SEOは主に商品ページを対策すれば良いのですが、自社ECにおけるサイト内検索対策は、サイト内検索エンジンの表示順位や実装する機能などもEC事業者が自ら行わなくてはいけません。

自社ECのサイト内検索で必須の3つの対策

自社ECのサイト内検索のUI/UXを改善するために、優先順位が高い施策は以下の3つです。

① サイト内検索の表示順位(ロジック)の決定
②表記ゆれ対策(ゼロ件ヒットの削減)
③ファセットや並び替え、パーソナライズなど各種機能の実装

サイト内検索の表示順位(ロジック)の決定

自社ECのサイト内検索の表示順位は、「売上順」や「売りたい商品」を上位に表示することが多いかもしれませんが、それだけでは最適な検索結果にはなりません。

ユーザーが探している商品とは無関係の商品を検索結果から排除し、ユーザーごとにマッチ度の高い商品を上位に表示するなど、さまざまなロジックが必要です。

ユーザーにとって快適な検索UXを実現する方法の1つが、ECサイトの行動ログを人工知能(AI)が学習し、ユーザーごとやキーワードごとに検索結果を最適化すること。ユーザーが使う検索クエリと、その後の閲覧履歴や購入履歴などの行動ログを分析することで、ユーザーが探している商品をデータに基づいて予測し、検索結果を最適化します。

ECサイトのログ分析によって検索結果を最適化する方法は、以下の記事で詳しく解説しています。具体的な方法を知りたい方は、こちらをご一読ください。

ECのサイト内検索を最適化!内部SEOの重要性やロジックの考え方、CVRアップの事例などを紹介

表記ゆれ対策(ゼロ件ヒットの削減)

サイト内検索の「表記ゆれ対策」も欠かせません。表記ゆれに対応しきれていないと、例えばユーザーが「林檎」で検索したときに「りんご」や「アップル」といった単語が使われている商品ページが表示されないといった問題が発生します。商品を販売しているにもかかわらず検索結果に表示されない「ゼロ件ヒット」が頻発し、機会損失が発生するとともに、ユーザビリティの低下を招きます。

自社ECのサイト内検索エンジンで表記ゆれが発生する原因や、対策方法については、以下の記事で詳しく解説しています。表記ゆれ対策に役立ててください。

表記ゆれとは?ECサイトにおける原因と解決策をわかりやすく解説

ファセットや並び替え、パーソナライズなど各種機能の実装

サイト内検索のUI/UXを改善するには、ファセットや並び替え、パーソナライズ、ワンタップによる検索など、ユーザーの商品検索をサポートする機能を実装することも重要です。

サイト内検索の機能は、検索窓にキーワードを入力したり、ドリルダウン検索したりするような、PCサイトで主流となってきた従来型の検索UIに限りません。音声検索やワンタップによる検索、キーワード検索とドリルダウン検索を同時処理する機能など、さまざまな機能が実用化されています。特に近年、ネットショッピングのデバイスがスマホ中心になり、PCサイトとは異なる検索UXが求められるようになっています。

サイト内検索のUI/UXの改善に役立つ機能については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひご一読ください。

キーワード検索とドリルダウンを検索窓で同時処理!スマホEC時代の新たな検索UI・UX

ECの効果的なパーソナライズとは?購買行動のUXに与える影響を考察

サイト内検索のサジェスト機能とは?ECでの役割や導入メリット、UX向上に役立つ機能を解説

ECサイト(スマホ向け)を改善するワンタッチ商品検索!3つの検索パターンや使われる理由など紹介

ECサイトの新たなUX改善!実用化の事例を踏まえ「音声検索」の可能性を考察

サイト内検索は「継続的な運用」が必要

自社ECのサイト内検索を改善するには、その前提として「ユーザーにとって最適なサイト内検索とは、どのようなものか」というグランドデザインを描くことが重要です。ゴールを明確にすることで、検索順位のロジックや、実装すべき機能の方向性も見えてきます。

ただし、サイト内検索エンジンは導入することがゴールではありません。導入後もECサイトのログを分析し、検索結果の改善を重ねていくことが必要です。検索結果の順位の最適化や、表記ゆれ対策などの施策に終わりはありません。サイト内検索対策は、実装後の運用が本番なのです。Google検索のような世界的な大手検索エンジンですら、ロジックを頻繁に変更し、改善を重ねています。そのことは、検索エンジンは継続的な運用が必要であることの証左と言えるでしょう。

サイト内検索の運用の重要性や、AIを活用して運用を効率化する方法などについては、下記の記事で詳しく解説しています。サイト内検索の運用を強化する際の参考にしてください。

ECのサイト内検索を最適化!内部SEOの重要性やロジックの考え方、CVRアップの事例などを紹介

自社ECのサイト内検索対策をECモールに応用する方法

最後に、自社ECのサイト内検索対策で得た知見を、ECモールのSEO施策に応用するノウハウを紹介します。NTTレゾナントが提供しているサイト内検索エンジン「goo Search Solution」の機能をベースとしたノウハウです。

「goo Search Solution」はECサイトのログをAIが学習し、サイト内検索の結果を最適化します。その過程において、サイト内検索で使われたキーワードの種類や回数、コンバージョン(購入)につながったキーワードの組み合わせなどに関するデータを蓄積しています。

そのデータをもとに、「検索ボリュームが多く、かつ、たくさんコンバージョンが取れているキーワードの組み合わせ」などを見つけ出すことも可能です。そして、そのキーワードの組み合わせを、モールSEOのキーワード対策にも活用することができるのです。

モール店舗を運用している方の中には、モール内SEOに有効なキーワードを日々探している方も多いでしょう。キーワードを探して商品ページに盛り込み、効果を検証し、その結果を受けてキーワードを入れ替える。こうした作業を毎日繰り返している方もいるのではないでしょうか。

大手ECモールのサジェストワードやトレンドワードは、誰でも閲覧できるため、多くの出店者が対策済みで競争が非常に激しいのが現実です。一方、自社ECサイトのログから見つけたキーワードの組み合わせは、自社オリジナルのデータであり、他社が気づいていない「お宝ワード」の可能性があります。自社ECのサイト内検索対策を強化し、検索ログの分析を行うことによって、モール内SEOを改善するヒントが見つかるかもしれません。

近年は、EC事業を手がける上で、自社ECやECモールなど複数のネットショップを運営することが一般的になりました。自社ECのサイト内検索を強化することで、自社ECとモール店舗の相乗効果を生み出すサイト内検索の運用を目指してください。

執筆者:goo Search Solution編集部
goo Search Solution編集部ではECサイト担当者様向けに、EC業界の最新動向から日々の運用のヒントになる情報を独自取材してお届けしています。
ECサイトに関わるニュースをまとめた「EC関連ニュース」を毎週お届けしているほか、様々なEC関連レポートもダウンロード資料としてご提供しています。
ECサイトの売上アップや検索エンジンの導入、ハッシュタグ機能のご相談も承っています。
お問い合わせはこちら:https://searchsolution.goo.ne.jp/contact/

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